先頭へ戻る

Department of Respiratory Medicine and Allergology, KINDAI UNIVERSITY, Faculty of Medicine

研究

研究名称:慢性線維化性特発性肺線維症患者より採取したBALFを用いた抗炎症薬、抗線維化薬の薬理評価および新規バイオマーカー探索に向けた予備的検討に関する研究
1. 対象研究期間内に当院呼吸器・アレルギー内科を受診した患者の中で、最近の国際ガイドラインの定義に基づきIPFと診断可能でBAL(気管支肺胞洗浄)を実施した症例を対象とする。
2. 期間平成28年4月1日~令和2年9月30日
3. 研究機関名近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科
Meiji Seikaファルマ株式会社
4. 目的特発性肺線維症(IPF)における新規バイオマーカーの探索および新規抗炎症、抗線維化薬の薬効評価
5. 方法IPF患者より検査目的で採取したBALFの残余を用いて、これらに含まれる種々のサイトカイン、増殖因子等の発現量や、BALF中より分離・培養した肺胞マクロファージを用いて抗炎症・抗線維化薬の種々のサイトカイン、増殖因子産生阻害作用を調べる。得られた結果と、肺機能等の臨床データとの関連を評価する。
6. 意義IPFは原因不明の間質性肺炎の一種であり、その病態発現の分子メカニズムについては十分解明されてはいないものの、TGF-βやPDGF、TNF-α等の増殖因子、サイトカイン等が重要な役割を果たしていると考えられている。これら増殖因子やサイトカインを産生する細胞の一つとして肺胞マクロファージが挙げられ、肺胞マクロファージが産生するそれら増殖因子、サイトカイン等を阻害することでIPFの治療につながる可能性がある。また、最近になってPeriostin等、IPFの新規バイオマーカーが探索されてきているが、患者のクラスタリングや病態進行を把握できる、新たなバイオマーカーの発見が待たれている。本研究は、難病であるIPFに対する新たな治療法の開発や病態解明につながり、今後のIPF臨床に意義を与える。
7. 個人情報の扱い研究対象者のデータや検体から氏名等の個人情報を削り、代わりに新しく符号又は番号をつけて匿名化を行う。対応表はネットワークから切り離されたコンピューターを使用して、外部記憶媒体(USBなど)に記録され、それは鍵をかけて厳重に保管する。
8. 問い合せ先近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科
072-366-0221 (内線3602)
責任医師:東田 有智
事務局:西山 理